陰陽道占い

陰陽道とは、古代中国で生まれた学問です。

日本に於いては、奈良・平安時代から近代に至るまで、政治経済、そして日常生活のいろいろな場面において、その思想的なことで、日本の裏側から支えてきています。

基本的には、現代みたいな「恋愛運や仕事運を占う」という事ではなく、常に災いや病気の流行に不安を持っていた貴族たちが、なにか悪い出来事が起きた際にその原因をつきとめ、様々な災いや病気などの穢れを祓ってもらう目的で陰陽師を頼ったそうです。

こうした“国と個人の双方相手の占い師(また災いや病気などの穢れも祓う人)”としての陰陽師も、日本特有のものだそうです。

陰陽道占いは、陰陽五行説に基づいています。

「陰陽」とは、絶対的のものではなく、陰は陽を含み、陽は陰を含むとされ、相対的なものとされています。

その陰と陽の考え方が八卦の思想へと展開もしていきました。

自然界の森羅万象の背景に秘められている意味、そしてその働きを解読して吉凶禍福の未来を予測する秘術ともいえます。