奇門遁甲占い

この奇門遁甲(きもんとんこう)という占術は、いわゆる「方位術」に属する占術であり、日本では「八門遁甲」と呼ばれて親しまれてきました。

方位の吉凶を見定める術といったところでしょうか。

三国志の諸葛孔明が得意としていたという占いともいわれており、戦争などの戦いに用いられ、兵法としての一面もあります。

この占術では生年月日などから導き出される先天的な運命を知ることで、自らの進むべき道の方向性を決定する、あるいは是正するために用いられてきました。

また、非常に難しい問題にぶち当たったときにも、この占術により解決の助けとしたと伝えられています。

奇門遁甲につかわれる道具は、「九星暦」、「干支暦」などの「暦」が用いられます。その意味では、少々他の占いとは毛色が違うと言えるでしょう。

現在では、個人の運勢をより良くするための開運術として用いられていて、目的別に方位が選べるといった特徴があります。

引っ越しやプロポーズ、営業活動や交渉事、恋愛等その目的に応じて日時の吉方位を割り出して、その吉方位に行動することで運が開けるというものです。